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 赤池 誠章・政経レポート 2月1日号 田中外相辞任

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■田中外相更迭の真相

 

田中外相が更迭され、緒方貞子氏が辞退し、川口環境相の外相就任が今日決まりました。

今回の更迭のきっかけは、「外相のうそ」がきっかけだったと1月30日の読売新聞が

伝えています。

当初小泉首相は、今回の騒動を穏便にすませようとしていたといいます。

「小泉が急転、3人の辞任という荒業に踏み切る方向に変わったきっかけは、

29日朝から官房副長官の安倍晋三と古川貞二郎が行った外務省幹部への

聞き取り調査だった。

 24日の外務省の勉強会で野上が田中に、鈴木がNGO排除問題に関与したと

発言をしたかどうかを調べたもので、その結果は出席者全員が「なかった」と答えた。

「田中外相の説明は、時間が逆さまだったり、走り書きのメモはうそだらけだった」

という。これでは国会を乗り切れないと小泉や官房長官の福田康夫が読んだのも無理は

なかった。」

 

■田中外相の資質

 

小泉首相としては、任命責任があるため、外相が「うそつき」とは口がさけても

いえないわけです。

田中外相については、以前から虚言癖が指摘され、就任直後のアメリカの政府高官

のドタキャンからはじまり、台湾を香港と同一視したり、外務省幹部との対立など、

その外交音痴と勉強不足、さらに管理能力が問題視されてきました。外務省改革に

しても、感情的対立ばかりで、具体的な改革が進んだとは思えません。

小泉首相誕生の立役者としての論功行賞で、外相としての重要ポストについたわけ

ですが、これ以上はお引取り願った方が国益のためではないでしょうか。

小泉内閣の支持率が下がっても、その方が真っ当であり、そこから改革を積み上げて

支持を広げていけばいいのではないかと思います。

平成14年 2月2日

 

田中外相更迭について、メールをもらいましたので、掲載します。赤池誠章

 

  • 賛同メール

全く同感です。田中元外相は資質不足だったと思います。全ての優先順位が間違って

います。外務省は問題が露呈したとはいえ、実際に公的な行事はそつなくこなしてい

るわけですし、全てがそれに優先しなければなりません。身内の喧嘩を世界に放送し

ていたわけで、ある意味過去最低の外務大臣だったといえるでしょう。

人間味があるようでなく、全ての人間には守るべき家族がいるわけで、相手の立場や

生活まで脅かすような事は幾ら国の代表でもしてはいけません。

小泉さんが下した決断は、評価に値すると思います。田中元外相には理解されないで

しょうが、理解できないと見られたから切られたと思います。

 


 

  • 反論メール

今回の「外相のうそ」がきっかけだったというのは本当なんですか?

>24日の外務省の勉強会で野上が田中に、鈴木がNGO排除問題に関与したと

発言をしたかどうかを調べたもので、その結果は出席者全員が「なかった」と答えた。

とありますが、そもそも「外務省の勉強会」ということは出席者は外務省関係でしょう?

なら、「なかった」と答えるのは当たり前といえば当たり前です。

「ありました」なんて外務省関係がいうはずがないのはこれまでの

外務省の態度を見ていれば誰にも分かるはずです。

そもそもあなたは本当にそれを本当だと思ってますか?

さらに言うなら、NGOの人は「あった」として田中さんの味方をしていますが?

NGOの人も大嘘つきだと?????

TVでも鈴木の態度を見ていても誰がどう見ても彼が本当の事を

言ってるとは到底思えませんが。

もう一度聞きますが、あなたは本気で彼が正しいと思ってるんですか?

さらにその下の方では

「外務省改革にしても、感情的対立ばかりで、具体的な改革が進んだとは思えません。」

「これ以上はお引取り願った方が国益のためではないでしょうか。」

これも本気でそう思ってるんですか?

そもそも具体的な改革が進んでいないのは田中さんのせいではなく、

外務省自身の問題でしょう。

外務省があのまんまでいいと本気で思ってるんですか?

もう一つ聞きたいんですが、「国益」ってなんですか?

官僚の利益になることをいうんですか?

そもそも今までの外務省が何か「国益」をもたらしてましたか?

田中さんの時に「損害」って何かありましたか?

とりあえず色々書きましたが、正直これまでメルマガもざっと目を通すぐらいだったので

あんまり大きなこといえないですが、今回の真紀子さんの騒動は

かなり政治家に対して怒りをおぼえます。

もしよろしければそちらの反論というものがあるのなら伺いたいです。

 


 

  • 再反論

反論メールについて、以下のような再反論メールを出しました。赤池誠章

 

赤池誠章です。

メールありがとうございます。

今回の田中元外相更迭の顛末について、

鈴木議員の関与もあったでしょうし、

外務省の現体制がいいとも思っていません。

外務省が身内をかばうということもあるでしょう。

 

しかし、官邸が外務省の聞き取りだけでなく、

田中外相のいっているメモの裏付け調査をして、

時間がいい加減であり、

田中外相の言っていることも、信憑性がないと

判断をくだしたことがきっかけとなり、

今回の決断につながったということです。

予算委員会は、そもそも予算を審議する場です。

その予算委員会において、言った言わない問題が中心となり

野党は審議拒否し、第2次補正予算が通らないというのは

国民の利益=国益にとって、由々しき事態だと考えるのが当然

だと思います。

 

自らの正当性ばかりをいって、

事態の収拾に動こうとしないのは、

国民に結果的に損害を与えていると思います。

外務省改革を進めるのは、田中元外相の責任です。

人事を凍結したり、この人を留任させてくれというのは

個人の感情の問題で、外務省改革とは何ら関係ありません。

 

9月11日のアメリカ同時テロ事件に際して、

現地ニューヨークの日本総領事が、

邦人の安否確認をなおざりにしていたことなどに代表される、

外務省の怠慢、その背景にある機構の問題など、

田中元外相にやってもらいたかったことはたくさんありました。

しかし、残念ながら、田中元外相は、そのような大事なことを

寡聞ですが、改革しようとした形跡がなく、

自分がないがしろにされたことだけ

個人的な感情で騒いでいるとしか見えなかったわけです。

 

田中元外相が、外務省の体質を国民の前に明らかにしてくれた

という功績はあったと思います。

しかし、それらの問題点について、適切な対策をとり、

具体的に実施に移す指導力は欠けていたといわざるをえないと思います。

以上、返信まで。

 

 

 



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最新更新日06.03.20

 

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