| 政治理念とは
自民党と公明党のいわゆる自公連立政権が政治の舵取りをしています。かつては、自民党と社会党、さきがけの村山連立内閣が登場しました。野党側も新進党の結党と崩壊、現在の統一民主党の結党と昏迷など、
平成5(1993)年以来政界再編成のなかで、かつてないほど国民の政治不信が募っています。各種選挙で、史上最低の投票率を更新しているところから、議会制民主政治そのものを否定しかねない、深刻な問題です。
その原因はどこにあるのか、直接的には激動する政界再編成のなかで、政党が生まれては消え、また党名が変わったり、政治家も所属を転々とするなど、めまぐるしく変る情勢に対して、国民の理解が追いつかない点があると思います。根本的な原因は、時代の急速な変化に対応して、政党や政治家が国民の前にきちっと選択肢を示すことができないという、政党と政治家の理念の不在と時代認識の欠如があると思います。
戦後は、資本主義と社会主義の理念と勢力の対立が明確にありました。国際的には、アメリカとソ連が対立する米ソ冷戦体制でした。その構図がそのまま国内に持ち込まれ、自民党と社会党が表面的には対立しつつ、談合しあうという55年体制でした。
しかし、ベルリンの壁がなくなり、ソ連が崩壊し、米ソ冷戦体制が崩れたいま、地域紛争多発の時代を迎えています。世界の平和と秩序をそのように創造するのかが、国際的な課題です。
そして、国内的には、経済改革や行財政改革、高齢者対策などを進めるにあたって、政策理念に基づく選択肢が求められています。
国際協調主義と自由主義
識者の指摘通り、これからの政策理念の違いは、国際的には一国主義(消極主義)と国際協調主義(積極主義)であり、国内的には自由主義と社会民主主義の対立と融合にあると思います。
自由主義は、個人の自由を基盤に、経済的には競争原理に基づく市場メカニズムの有効性や、選択の自由の保障を主張します。徹底的な規制緩和や財源の伴った地方分権を推進します。
これに対する社会民主主義は、社会的公正を基盤に、市場メカニズムの機能は認めつつも、自由放任の弊害を除くために、政府の役割を強調します。所得再配分や産業規制を主張します。
よくいわれている「リベラル」は、保守主義に対して「進歩的」という意味で使われており、本来の意味の自由主義(リベラリズム)とは違います。
その視点から各党をみてみると、与野党ともに理念のねじれがあり、政界再編成はまだまだ続くと思います。
私自身は、日本の伝統に則り、国際協調主義と自由主義の理念に則り、各種政策の提言と実現に努めたいと思っています。
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